女医とバルトレックス

クラビットという薬の効果

クラビットは レボフロキサシンを主成分にした薬で、ニューキノロン系抗生物質です。主に細菌による感染症に対して経口薬として用いられています。
比較的新しい種類の抗生物質で、病巣への移行性が良く、強い抗菌力で細菌を退治してくれます。
色々な細菌に対応していますが、主に皮膚感染症、泌尿器感染症、呼吸器感染症に用いられ、他の症状にも効果があることから眼科や歯科でも利用されることがあります。
本来は抗生物質で抗菌力がどれだけ強いかというのは議論する必要がなく、ニューキノロン系やマクロライド系などの種類を比較しても等しく効果を発揮すると言われます。

しかし、頻繁に使用されることで細菌が耐性を持ちはじめ、効果が薄れるという問題があることから、近年では良く利用されているマクロライド系の効果が弱まっているように感じられます。
結果的に処方されることの少ない、ニューキノロン系のクラビットが抗菌力に優れているように考えられます。
現在では扁桃炎や皮膚感染症にはマクロライド系が有効とされ、ニューキノロン系は呼吸器や尿路感染症に有効と言われています。

とはいえ、クラビットの抗菌スペクトルは広く、ペニシリン系では効き目が薄いとされるマイコプラズマにも有効なことから、幅広い治療で使用されているのが現状です。
しかし、前述のように耐性菌の観点から、医者の方ではあまり処方したくないという気持ちが強いためか、頻繁に使用されるということがなく、他の抗生物質では効果が薄いと考えられる場合にのみ利用されているようです。
ちなみにクラビットを含めた抗生物質は、細菌にのみ殺菌的な作用を示すので、ウイルスや真菌といった他の原生微生物による感染には効果がありません。